映画『かがみの孤城』舞台挨拶 内容書き起こし(2024/03/30)

注意事項

個人的なメモを書き起こしたものです。 細かい言い回し等まで完璧に再現できているものではありません。 また内容に誤りを含む可能性があります。 ご了承ください。 致命的な誤りがありましたら修正しますのでご指摘をお願いします。

イベント情報

舞台挨拶

原=原監督の発言です。

新=新垣プロデューサーの発言です。

各見出しは公式のものではありません。

はじめに

  • 原:初めて来てくれた人ありがとう。久しぶりの人もありがとう。
  • 新:今日は自由に写真を撮ってくれてOKです。
  • 新:(新宿ピカデリーでの)イベントはいつ以来?去年5月26日の再上映が最後だったでしょうか。時間経ってみてどうでしょう?
  • 原:これだけの人がイベントに来てくれるのは監督として嬉しい。
  • 新:初めての人は...?何人かいる。最前列の人は30回!?

映画祭

  • 新:去年は再上映あり、外国映画祭ありだった。外国の人の反応はどうでした?
  • 原:QAでは通訳してもらってやりとりをしたが、どこの国でも学校に行けない辛い子がいると聞いた。
  • 原:一番規模が大きかったのはアヌシー国際映画祭スタンディングオベーションもあった。手応えがあったが...笑(グランプリは受賞できず)。
  • 新:過去にも色々受賞はしていたので笑。自分もグランプリとるのではと思って会社に無理言って会場に。
  • 新:フウカとウレシノのロマンスのシーンで盛り上がっていたのは意外だった。
  • 原:海外の人はリアクションが良い。上映後に限らず上映中でも。
  • 新:国ごとの違いはある?
  • 原:反応が大きい国が多い。日本が一番反応が少ない。
  • 新:みなさん、リアクションがほしいって!笑(会場拍手)。
  • 原:海外の人は楽しんでくれているのがわかる。
  • 新:アカデミー賞について、結局「君たちはどう生きるか」が受賞しましたが、「かがみの孤城」は世界中のアニメの33本には入っていました。
  • 新:毎年この日をイベント日にしたい。ただ今日もトーク以外については予定はないですが...笑。

演者のその後

  • 原:かがみの孤城の映画が完成してから2年以上が経過した。出演者の皆さんがその後もドラマやCMや映画で活躍しているのを見ると嬉しくなる。あの子達がちゃんと売れていっている。
  • 新:當真さん、吉柳さんは特にね。
  • 原:當真さんはアフレコでは中学生だったのにもう高校3年とのこと。びっくりしたのは吉柳さんがグラビアに出ていたこと。細かいことは言えないが「さくらあああ!!!」と思った。
  • 原:それ以外だと喜多嶋先生の同僚役の岩田アナ。日テレで中途半端な立ち位置だといじってしまったが、ぐるナイにゴルゴのメイクで角刈りにして出てきたときはやるじゃねえかと思った。これからも楽しませてほしい。
  • 新:ちゃんと追っかけてるんだね。
  • 原:とばっちりだったけどできる子だなあと。これからも(面白枠として)頑張ってほしい。報道はもう無理かも...?

(時間があったので観客からのQA)

QA.1

  • 客:7人の中学生を演じたのはほとんどが中学生だがひとりはベテランの高山さん。なぜ高山さんを選んだ?
  • 原:キャスティングのバランスがあった。役者だけでなく声優を入れるとか。高山さんを指名したのは自分。マサムネは見た目がコナンくんに似ているので。高山さんは男の子の声がうまい。クレヨンしんちゃんのおケイ(本田ケイ子)の役もやってもらっていて上手いと思っていた。
  • 原:「真実はいつもひとつ」をアフレコの前日に思いついた悪ふざけ。拒絶されるかと思ったが「いいですよ」と。
  • 新:日テレチームがざわついたが(コナン制作は読売テレビ)、裏でちゃっちゃと...。
  • 原:一応、本来のテイクもとってあった。

QA.2

  • 客:フルアニメで希望を表現している内容で良かった。ただリオンの姉はかわいそうに亡くなってしまった。亡くなる前に城の化身になって、現実でいじめに遭っている人たちを救った。そのようなサブキャラの扱いについて考えていることは?
  • 原:幼くして亡くなってしまう子達はいる。その子達が成長したらどうなるのかは想像するしかない。運命は変えられない。自分はそういうこともなく健康で生きられること、当たり前に生きられることの素晴らしさを噛み締めたい。

QA.3

  • 客:三鷹オルゴール館に行った。トロイメライの選曲にこだわって、わざわざディスクを作ったりしたと聞いている。そこまでした理由はなにか?
  • 原:トロイメライの選曲は脚本の丸尾さんが行い、自分は理由はちゃんとは聞いていない。ただメロディを知っていて活きると思った。ディスクはネットで探して、A-1 Pictures のプロデューサーが買った。三鷹オルゴール館で録音して、そのまま寄贈した。

プレゼント争奪じゃんけん

  • 新:今日は入場特典はないですが、私物ですが原監督のサインが入った完全版が2人分あるので、原監督とのじゃんけんで買った人に。

(=== 当選者決定後のコメント ===)

  • 当選者1:テレビでの放送を見て感動して、ちょうどイベントがあるということで来た。
  • 当選者2:仕事をしていてテレビのほうは見れなかったが、この映画を見るときは毎回泣きながら見てしまう。今日は仕事を抜け出して来た。

おわりに

  • 新:今日は時間が押せない理由がある。
  • 原:この後、新文芸坐でのイベントがあって、そちらでも登壇する。もしよければこれから皆さんもご一緒に笑。登壇は21:15頃から。今は河童のクゥが終わったくらい?
  • 原:最後に。この映画の監督をすることができて幸せ。このようなイベントを開催するとたくさん人が来てくれる。今の日本は子どもの不登校や自殺がずっと減らない。この映画がそういう子たちの救いになることを願っている。そしてこの映画を見た人が、そういった人たち(子供も大人も)に、何か今までにできなかった接し方をするきっかけになってほしい。いじめを受けている人は心が弱っている。ちょっと声をかけるだけで違う。それくらいはしていきましょう。僕もそうしたい。この映画が僕だけでなく、たくさんの人達にとって、特別であり続けることを願う。
  • 新:来年もこのようなイベントができれば。