佐渡旅行の備忘録(v0.1)

はじめに

  • 主な目的:『アイの歌声を聴かせて』の聖地巡礼とガシマシネマの訪問
  • 居住地:大阪
  • そのほか:過去に佐渡島を訪れた経験は無い

1日目:3/13(水)

(自宅→伊丹空港

  • 発:6:00
  • 着:7:15

大阪モノレールを経由するルートで伊丹空港まで移動しました。 最寄り駅は「大阪空港駅」になります。

搭乗の手続き

諸事情により、当初搭乗予定であった8:40発の便ではなく、10:00発の便に乗ることになりました。

飛行機に乗ることが久しぶりであったため保安検査の要領を忘れておりました。 特に以下のことに関してはうっかり忘れないように注意しましょう。

  • はさみやカッター等の刃物類の扱い
  • 飲料を含む液体の扱い(飲料は保安検査を通過したあとに購入するべし)
  • ノートPCやタブレット類の扱い(事前にカバンから取り出す)

伊丹空港新潟空港

  • 発:10:00
  • 着:11:10

実は国内線に乗るのは初めてでした(米国行きの国際線は経験あり)。 国際線のエコノミークラスに乗ったときは座席が狭く、なかなか不快なフライトであったので、その意味では飛行機自体にややネガティブな印象がありました。 しかし、今回のフライトはそんなことはなく、快適なフライトを享受できたと思います。

新潟空港→新潟港)

  • 発:11:20
  • 着:11:45

本来はさくら交通のミニライナーを利用する予定でしたが、フライトを変更したためミニライナーに乗ることができませんでした。 歩くにはなかなか長距離なのでここはタクシーを利用しました。 金額はちょっと痛かったですが(約3,200円)、遅れをリカバリーできたのでおっけーです!

乗船の手続き

佐渡汽船のカーフェリー(おけさ丸)をあらかじめネットで予約してあり、当日は自動発券機で発券するのみでした。 発券後に昼食としてらーめんを喫食しながら出発の時刻を待ちます。

(新潟港→両津港

  • 発:12:25
  • 着:15:05

おけさ丸では以下の席が用意されています。

種類 料金
スイートルーム 16,510
特等 7,300
1等 5,020
2等 2,960

※本記事執筆時点の片道大人一人あたりの料金(運賃表

今回は1等チェア席を利用してみました。全席指定です。 同じ部屋にいたのはわたしも含めて二人だけでした。閑散期なんですかね。2等にしても良かったかもしれません。 船外の景色を見たかったので窓際の席にしてみたのですが、窓の汚れが酷く、あまりきれいに景色が見れなかったのが残念です。

チェア席で少し休んだ後に後方の甲板に出てみましたがめちゃ寒い。3月でこの寒さかあ...。

『アイの歌声を聴かせて』の聖地巡礼

天気が良ければ両津港到着後にそのまま聖地巡礼に行こうともともと考えておりました。 実際は天気が良かったとは言いづらかったですが、とくに支障は無いと判断して巡礼に向かいます。

聖地巡礼のために こちらを参考にさせていただきました。

移動手段は レンタサイクル です。 佐渡観光情報案内所に立ち寄ってレンタルの手続きをしました。身分証明書のコピーを取られます。

今回は2時間500円のシティタイプをレンタルしました。 シティタイプですが電動自転車なので道中はスイスイです。

行き先は住吉海水浴場方面。 道中は海に面しているので自転車を走らせるのは気持ち良かったです。景色も良かったですね。 普段はあまり自然が無いところで過ごしているので新鮮でした。 ただ、途中で雪のような雹のようなものが降ってきたので、そこは厳しかったです...。


住吉海水浴場近くの巡礼地に到着。 ネットでよく見る聖地に直接訪れることができました。


せっかくなのでサトミの通学の雰囲気を味わうために(?)海へ向かう方向へ連続で撮影してみました。


巡礼後、16:30頃には両津港に戻り、相川行きのバスを待ちます。

両津港佐渡汽船バス停→相川バス停)

  • 発:16:47
  • 着:17:51

自分はペーパードライバーで車を運転できないので、島内での長距離移動は基本的にバスに頼ることになりました。 両津港(島の東)と相川(島の西)を結ぶ本線は1時間に1~2本程度の頻度で運行されています。思っていたよりも頻度が多くて助かりました。

料金は基本的に現金払いです。本区間は840円でした。バス内での両替は面倒だったので事前に小銭を用意しておきました。 現金払いのほかに、1day~3day限定の乗り放題のチケットを購入するという選択肢があることを教えていただいておりました。 ですが、今回バスは1日1本しか乗る予定がなく、コスパが悪かったので利用しませんでした。

(相川バス停→宿泊所)

  • 発:18:00
  • 着:18:30

近くにスーパーがあったので地元民の顔をして飲料等の買い物をしてみました。 海が近いのでお魚系の売り場が大きかったような気がしないでもないです。 佐渡らしいものも買ってみましたよ。 たしか丹波に宿泊したときもご当地の牛乳を買った気がします。地域性は牛乳に表れるのだ(仮説)。


買い物のあとにまっすぐ宿泊先に向かっても良かったですが、北沢浮遊選鉱場が近かったのでそちらへ。しかし暗くて何もわからず。 この写真の左部分に階段があり、その階段を上がると北沢浮遊選鉱場が見えることを翌日に知ります。

ホテルみやこでの宿泊

ホテルみやこ(楽天トラベル)に宿泊しました。 こちらを選定した理由を以下にあげておきます。

  • 口コミ評価が良かった
  • 最終チェックイン時刻が19:30であり時間的な余裕があった
  • 佐渡の料理を豪華に食べてみたかった(ので朝食・夕食付きプランがあるところにしたかった)
  • チワワが可愛いかった

こちらのホテルはマスター(女将さん)が一人で切り盛りされているようでした。 ホスピタリティ満載で、とても居心地よく過ごすことができました。 とくに夕食が!マジで!うまい!普段はよろしくないものを食べているからでしょうか。素晴らしい食事でした。 畳の部屋で布団敷いて寝たのも久しぶり〜。

2日目:3/14(木)

北沢浮遊選鉱場の観光

8:15頃にチェックアウトし、途中ブラブラしたりしながら「北沢浮遊選鉱場」に向かいました。昨日のリベンジです。 天気はほどほどには良かったですが、風が強かったです。

前日夜には暗くてよくわからなかった階段がこちら。


浮選鉱所・浮遊選鉱場(四角っぽいやつ)とシックナー(丸っぽいやつ)の間には川が存在していたので、それぞれ近寄って見学するためには、川を回り込まないといけないのが注意です。

(北沢浮遊選鉱場→ガシマシネマ)

北沢浮遊選鉱場はガシマシネマの北西に位置しています。 まずは南側へくだり、それから京町通りを経由して、ガシマシネマへ向かいました。

京町通りの途中で、「相川バス停からガシマシネマへ向かう際に経由するであろう例の階段」の横を通りかかりました(階段上の位置)。 せっかくなので(?)一度下りて上がってみましたが、確かにきついのでお越しになる方は気をつけてくださいね。

途中で見つけたものたち。

ガシマシネマでの映画鑑賞

今回の佐渡旅行の本命のガシマシネマさんです。

外観は日本の古民家そのもので、映画館のようには思えませんでした。 玄関から中に入ると、映画のポスターやパンフレット等が飾られているエントランスがあり、マスターに迎えていただきました。 エントランスに向かって左が廊下になっていて、廊下の左手が映画館のスペース、右手が喫茶店のスペースになっています。

茶店のスペースに『アイの歌声を聴かせて』の祭壇がありましたので拝観🙏 『この世界の片隅に』(3月上映中)に関する資料も置いてありました。


映画館のスペース


茶店のスペース


映画の上映時間は以下の通りでした。

この世界の片隅に』は映画館で鑑賞するのは初めてで、この機会があって良かったです。 『窓際のトットちゃん』と同じく、戦争と隣合わせの平和(日常)を描いた作品です。 改めて鑑賞して2つの作品の描写の共通点にもいくつか気が付きました。 わたしの他にもお客さんが何人かいらっしゃいました。

千年女優』はわたしだけの貸し切り!座席はど真ん中です。 これまでの鑑賞回数は10回弱くらいですかね。 エンドロールの「ロタティオン(LOTUS-2)」には震えました。 やはり『千年女優』はなんぼ見てもいいですね〜(^o^)

映画館としての印象としましては、ミニシアターでありながら、音響的なところは普通のシネコンと謙遜しない(むしろ超えている?)レベルじゃないかと思いました。 古民家を改造して作られたとのことですが、どんな工夫がなされているのか、マスターに聞いておいても良かったかもしれません。

上映後は他のお客さんやマスターとしばしお話させていただきました。 普段は現実で周囲の人と映画に関する話をすることはないので(寂しい人間)、貴重な時間でした!


お昼は例にもれずカレー。


ガシマシネマを訪れた証。

(ガシマシネマ→史跡佐渡金山)

  • 発:15:20
  • 着:15:45

ガシマシネマが面している京町通りをそのまま東側に登っていくと金山に着くということをマスターから教えていただいたので、その通りに歩いてみました。 途中で竹林の道や急な石段を下る道など、やや不安になるような道も通りましたが、たしかに金山にたどり着くことができました。 「正しい道か不安になるかもしれない」ということもマスターが事前に教えてくださったので安心でした。 ちなみにGoogle Mapではこれとは異なる経路(新潟県道463号線を経由する経路)が推薦されてしまうので無視してください。

金山の観光

あまりゆっくり観光している時間はなかったので、コースを一つだけ選んで観光しました。 宗太夫坑 江戸金山絵巻コースです。 当時の採掘作業の様子や作業者の暮らしについて展示されているコースになります。 急峻で奥深い坑道に人形が配置されていたり、その人形が動いていたり、けっこう凝った展示になっていたと思います。

金山といえばこれ!(偏見)

あとは売店でこんなものを見つけたり。

(史跡佐渡金山→相川バス停)

  • 発:16:40
  • 着:17:15

金山の観光のあとは、もと来た道を戻りました。 ちょうど夕暮れ時で、坂道を下る道のりであったので、たくさん写真を撮影してみました。


途中の工事現場でこんなかわいいものがあったよ!

(相川バス停→夷本町バス停)

  • 発:17:18
  • 着:18:17

この日の宿泊は両津港の近くに予定しており、夕食がついていないプランだったので、食事処を探しておりました。 昨日と同じく海鮮を食べたい→お寿司!という(短絡的な)思考によりお寿司屋さんに行くことに。 ターゲットを決めて、その付近の夷本町(えびすほんまち)バス停で降りました。

(夷本町バス停→いしはら寿司)

  • 発:18:17
  • 着:18:30

道のりが暗い。

いしはら寿司での夕食

お店の夜の雰囲気良し。


ここまで来たらもう料金は気にせず食べてみたいものを注文しました。 おすすめ握り10貫(2750円!!)

(いしはら寿司→ゲストハウスじんく)

  • 発:19:35
  • 着:19:55

道のりが暗い(大事なことなので)。

ゲストハウスじんくでの宿泊

ゲストハウスじんく(じゃらん)に宿泊しました。

ゲストハウスに宿泊するのは初めてでした。 他者との交流が目的というより、立地や宿泊料の観点でこちらを選びました。

3日目:3/15(金)

(ゲストハウスじんく→両津港

  • 発:xx:xx
  • 着:yy:yy

両津港は目の前なのですぐに到着しました。

乗船の手続き

帰りは佐渡汽船のジェットフォイルでした。 行きの時点ですでに発券していたので、このときには特に何もやるべきことはなく、待合室あたりをブラブラしていました。 ちなみに特別割引が利いていて、普段は7,050円のところ、なんと2,960円(カーフェリー2等相当)でした! 後から冷静に考えてみるとえげつないですね。

両津港→新潟港)

  • 発:9:40
  • 着:10:47

ジェットフォイルはカーフェリーのときの半分以下の時間で目的地に到着できる凄いやつです。 その反面、ジェットフォイルでは乗船中は基本的に自席でシートベルトをして座っている必要があります。カーフェリーでは乗船中は自由に行動できました。 船外の目視や体感として、カーフェリーの2倍以上のスピードが出ているのかはよくわかりませんでした。

(新潟港→新潟空港

  • 発:11:05
  • 着:11:30

復路はすべて当初計画通りに行動できていたのでミニライナーに乗ることができました。 定員は13名です。事前予約せず、満席になってしまっていたら乗れませんので、心配な方はあらかじめ電話で予約をしておきましょう。わたしはそうしました。

お値段はタクシーを利用する場合より大幅に安いので(3,200円 vs. 700円)、可能であればミニライナーに乗りましょう。

搭乗の手続き

伊丹空港と同じような要領で保安検査を通過してフライトを待ちました。 保安検査後に昼食を食べる予定でしたが、規模的な問題か、食事処がありませんでした。これは痛い。伊丹空港にはあったんですけどね...。

新潟空港伊丹空港

  • 発:12:45
  • 着:14:05

とくに問題なくフライトを終えました。

おわりに

佐渡島はいいぞ

そのほか

交通メモ(実績)

交通手段 出発地 到着地 時間 価格 補足
飛行機 伊丹空港 新潟空港 1h5m 25,760 往復料金(ANA バリュー7K)
カーフェリー 新潟港 両津港 2h30m 5,020 1等チェア席
ジェットフォイル 両津港 新潟港 1h7m 2,960 特別割引を適用
路線バス 両津港佐渡汽船 相川 1h4m 840
ミニライナー 新潟空港 新潟港 25m 700
タクシー 新潟空港 新潟港 25m 3,200 往路でミニライナーの代わりに利用

参考サイト

お土産

見た目に目が眩みました。9.9割は自分用です。

買い物

どちらもガシマシネマで購入しました。 『君だけのシネマ』のモデルはもちろん...?

発見

佐渡島出身Youtuberであるけえ【島育ち】氏が佐渡島を盛り上げているそうです。 両津港に盾が飾られていました。


この配色をどこかで見たような...?(参考